自己破産の陳述書(裁判所へ提出)
自己破産の申し立ての際は、裁判所へさまざまな書類を提出します。
陳述書(ちんじゅつしょ)は、破産申し立て開始手続きにあたって、申立人の基本的な事項を記載するものです。
破産の申立人について
- 記載日
- 年齢
- 氏名(自署する必要あり)
第1 家族と経歴について
一緒に暮らしているまたは別居している家族の状況や、現在の仕事の状況について
1 家族と同居人について
- 一人暮らしか、家族がいるか
- 家族の状況・同居人(年齢・収入等)
2 最終学歴について
- 最終学歴(中学・高校・大学・ほか)
- 卒業・中退
3 結婚歴と離婚について
- 結婚と離婚の時期
- 相手の氏名は結婚前の姓で記入する
4 職歴について
- 就職・退職時期
- 会社名・月収・退職金
(所在地は分かるところまでで可)
第2 現在の生活状況は?
仕事や生活・家計、現在の住まいについて
1 現在の就業状況
- 自営・勤務・アルバイト・パート
- 業種・職場・就職日・月収など
- 無職の場合は理由(健康上、求職中、高齢など)
2 家計の状況
- 毎月の家計簿を提出する
(破産申し立て後も、免責新人期日まで作成) - 差し押さえを受けている場合は、状況
3 住居について
- 自分の持ち家か、配偶者や親族の持ち家か
- 借家の場合は、種類・家賃・敷金・賃借人
4 転居の有無(最近)
- 6か月以内に転居したことがあるか
- 転居費用をどこから捻出したか
第3 破産の原因と事情
今回の破産手続きを行うに至った理由について
1 現在の負債の状況
- 債権者一覧表、公租公課一覧表を提出
- 個人債権者がいる場合は、その関係
2 債務増加の経緯
- 初めて銀行・サラ金・信販会社・カード会社などの貸金業者から借り入れをしたりクレジットカードで商品を買ったり、他人の保証をした時期
- 債務増加の経緯を別紙形式で提出
破産の原因
- 浪費・ギャンブル
- 無計画な借り入れや購入
- 暮らしのレベルで見栄を張った
- 生活費が足りなかった(理由も)
- 営業成績のために経費を負担しすぎた
- 病気や事故ではたらけなくなった
- 勤務先が経営不振で倒産した、解雇された
- 退職した、給料が減った、事業に失敗した
- 保証人になった
破産の費用の調達方法
- 収入からの積み立て・分割払い
- 援助など
家族は破産のことを知っているか
- 知っている人
- 知らせていない理由
3 返済に関する状況
- 返済が遅れるようになった時期
- 借金などの返済のために借入をした、つまり自転車操業が始まった時期
- 最後に借り入れや購入したとき
- 債務を支払えないと思ったとき
- 債務支払い不能時期以降に借金をしたか
- 債務の返済状況
- 一度も支払っていない債権者はいるか
4 債務を負うようになってからのこと
以下の支出の有無
- ギャンブル(競馬・パチンコなど)
- スナック・キャバレー・風俗
- 20万円を超える商品の購入(車、貴金属など)
- 投機的な取引の有無(株、先物、FXなど)
- 国内旅行や海外旅行
- 結婚式、葬式
- 趣味
5 借り入れしたときのこと
- 虚偽の申告で借り入れをした(住所・氏名・生年月日など)
- 換金目的でのクレジットや、架空ローン
第4 過去の債務整理
過去に行ったことのある債務整理や話し合いについて
- 債務整理のための資金援助の有無
- 債権者との話し合いの有無
- 過去の破産手続き・破産宣告
- 過去に免責決定の有無
- 個人再生の有無
第5 財産について
現状の財産や、過去に処分したことのある財産の詳細について
財産目録
- 財産目録を提出
- 誰かに対する債権はあるか、回収可能性
- 離婚している場合は養育費・慰謝料・財産分与
預金通帳
- 預金通帳を提出
- 保険料の支払いについて
- 30万円以上の入出金についての詳細
- 個人名での入出金について
過去の財産状況
- 不動産の処分の有無
- 1年以内の財産処分(車、宝石など)
- 財産の相続の有無
- 退職金・保険金受取の有無
- 20万以上の財産の取得
- 訴訟や差し押さえの有無
第6 関係する事件
破産手続き開始申立てと関係する事件があるか
- ほかに破産や再生手続きをしていないか
- 法人の代表者として破産・再生手続きをしていないか
- 連帯債務者や保証人・主債務者は破産事件をしていないか
- 配偶者については破産事件はないか
第7 今後の生活の反省点
破産申し立てをして、これから再スタートするために、今までの半生と、今後どうしていきたいか
今後考えていること
- 借金はしません。
- ギャンブルや遊興はやりません。
- 保証人になりません。
- 見栄をはらないようにします。
- 欲しい物は,お金を貯めて購入します。
- 収入の範囲内で暮らすよう計画を立て,工夫をします。
- 家計簿をつけます。
- 家族に隠さず,何でも相談することにします。
- 福祉事務所や民生委員に相談します。
- 上記の具体的内容や生活設計
今後の生活
借金返済がなくなったら、どのくらい貯蓄に回せるか
- まったくない
- ほとんどない
- 〇万円くらいならできる
- 落ち着いてから回答したい
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